2021/03/05 10:42

私には11才の息子がいます。よくお店に遊びに来てくれるので嬉しくていつも渾身の一杯のお茶を淹れて差し出します。しかし…あまり飲んでくれません。ある時、聞いてみました。「あまり好きじゃないのかい?」と、彼は「うーん、なんか…苦い…」と答えました。

なるほど、お茶には苦味成分のカフェインが含まれております。私はこの苦いのが美味しいと感じているのですが、そりゃぁ子供には苦手かもしれません。


カフェインのお湯の温度の関係

しかしこのカフェイン、熱湯だと浸出しやすく温度が低いと浸出しにくい性質があります。実は渋味成分のカテキンも同じ性質を持っています。

つまり沸騰させたお湯を冷まして淹れると旨味が強いお茶になります。


リーフ(お茶の葉)で作る本当の香味

そして突き詰めていけば冷水で淹れるいわゆる「水出し緑茶」は究極の淹れ方と言えると思います。もちろん熱く渋味のあるお茶も美味しいですよ。

しかもこの水出し緑茶、免疫力を高めてくれるエピガロカテキン、ビタミンCがたくさん抽出されます!

キリッと旨味が際立ち、喉越しの良い後味スッキリな水出し緑茶をとても気に入ってくれた息子は、毎朝学校に持って行く水筒の中身もこの水出し緑茶にしています。虫歯予防、風邪予防にも一役買ってくれます。

作り方はとても簡単、フィルター付きボトル(例:容量1500ml)にお茶の葉(20g程度)をそのまま入れ冷水(1200ml)を入れる。冷蔵庫で三時間~六時間冷やします。夜作っておくと翌朝ちょうど良く出来上がります。本当のお茶の味を「美味しい!」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです(^^)

お茶の葉で作る「水出し緑茶」ぜひ試してみませんか?